涼しくなるかも!? ゾクゾクするミステリーマンガ3選

涼しくなるかも!? ゾクゾクするミステリーマンガ3選

怖いけどページをめくる手が止まらない……!
暑い日は涼しい部屋で、ミステリーマンガはいかが? 密室で起こる殺人や数々の謎にゾクゾクしたら、涼しい気分になれるかも!? 今回は、怖い話が苦手なあなたにも、本格ミステリーがお好きなあなたにもおすすめできるミステリーマンガ3作品を紹介します。

■『月館の殺人』 (原作:綾辻行人 漫画:佐々木倫子/小学館)上・下巻(完結)

両親を亡くした主人公の空海(そらみ)は、財産相続の話をするために、一度も会ったことのない祖父の家へ向かうことに。祖父の指示で豪華列車“幻夜号”に乗り、目的地の月館(つきだて)へ。そこで乗り合わせたのは、祖父に招待されたという鉄道オタクの6人。やがて、密室の列車の中で惨殺死体が見つかります……。このようにストーリーだけを聞くとかなりヘビーなのですが、佐々木先生のほのぼのタッチの絵と、空海の天然ボケキャラ、鉄道オタクたちの尋常じゃないオタクぶりによって、殺人モノなのに、クスっと笑いながら読み進めることができる不思議な作品。もちろん、あっと驚く鮮やかなどんでん返しと意表をつくトリックも満載。本格ミステリー好きの人にも、おすすめです。

■『11人いる!』 (萩尾望都/小学館) 全1巻(完結)

言わずとしれた少女漫画の大家によるSFミステリー。宇宙大学の入学試験を10人1グループで受けることになった受験生たちは試験会場の宇宙船で受験生が11人いることに気づきます。やがて密室となった宇宙船で忍び寄る死の影……。生まれた星も、大学を受験する事情も違う11人は疑心と信じる気持ちを交錯させながら、最善策を見つけようと奮闘します。紛れ込んでいる1人は誰なのか? そしてその目的は? 11人目の受験生を想像しながら読むのも楽しいですし、雌雄未分化(男か女かまだ決まっていない)フロルと主人公タダの関係にキュンとしながら読むのもおすすめ。壮大な設定と今そこにいるようなリアルなキャラクター描写で、何度読んでもドキドキできる傑作です。

■『僕だけがいない街』 (山部けい/KADOKAWA) 6巻(未完)

リバイバルという特殊能力を持った主人公の売れない漫画家、悟(さとる)が、この能力を使って過去に戻り、自分が小学生の頃に起きた連続誘拐殺人事件の真相を暴いていくSFミステリー。誘拐殺人の被害者の雛月(ひなづき)、犯人として逮捕されたユウキさん、事件の真相に近づいたため何者かに殺された悟の母を救うべく、リバイバルで小学生に戻った悟は真犯人を探します。大人の頭脳を持ち、未来で起きることを知りながらも、事件を阻止することができず、そのたびに起こるリバイバル。過去の人生をもう一度繰り返すことで、友人たちや家族の想いを知り、成長していく悟の姿も見どころ。記憶と思い込みに翻弄されながらも、数々の「ヒント」を見つけて、悟は事件を阻止できるのか? 1巻目からスピーディな展開で、とにかく続きが読みたくてたまらなくなる極上ミステリーです。

さあ、物語の世界で主人公たちと一緒に謎を解きながら、思いっきりゾクゾクしちゃいましょう。読み終わったらもう一度初めから本を開いて、どこに伏線が張られていたのかを読み返すのも楽しいですよ!

(岩崎由美/マンガナイト+ノオト)

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