地方アートイベントで「インスタレーション」作品になってきた!!

地方アートイベントで「インスタレーション」作品になってきた!!

【コヤナギの切り身vol.19】
さず! むずかしいことはわからないコヤナギユウだよ。

なんか最近、「アート」流行ってない?

旅番組みたいなノリで、アートを紹介するテレビ番組もあったりしてさ。芸人さんがおもしろおかしく話してくれるから、興味を持った人も多いのでは?

むずかしいことはわからなくても、なんか純粋におもしろいよね。その発想の転換? みたいなことが。

実はわたし、作品になったことがあるんだ!

アーティストとして絵を飾ったりしたわけじゃないよ?

わたしの生まれ故郷、新潟市で行われたアートイベント「水と土の芸術祭」で西野達さんというアーティストの作品「知らないのはお前だけ」になったんだ。

作品は、こちら!
ん? 家!? と思うよね。

アートって絵とか彫刻とか、そういうのじゃないの?って思ったでしょ。

まぁまぁ、いいから中へ!

階段をあがった2階の扉から作品を鑑賞するよ。

こんな感じ!
中で見られるのは、いたって普通の住宅。

ただ、丸見えなだけ。

そう、「知らないのはお前だけ」とは、“生活を覗かれていることを”知らないのはお前=住人だけって、ことなのだ。

つまり、住人がいなくちゃ作品は完成しない。

と、いうことで!
じゃーん!

母と一緒にやって参りました! これが住人視点でございます。

こういう体験させる作品を「インスタレーション」というんだ。

ここで3日宿泊して、親子水入らずの「普通の生活」をお客様に見せちゃいます!
暮らしやすいように模様替え。

うん、落ち着いた! 普通の部屋じゃん。
……天井ないけど。
母もめっちゃノリノリです(全然関係ないですが、この写真の母がわたしとそっくりです)!

夜が明けて「インスタレーション」2日目。早くも日常感が加速しています。

われわれは展示物ではありますが、日常は展示の中には収まりません。
洗濯物とか。
ぐっちゃぐちゃのデスクとか。

でもせっかく「日常」を「インスタレーション」として展示してるのだから、ありのままでいきます。
友だちが遊びに来る「インスタレーション」を展示したり、
9つ離れた実兄が「インスタレーション」に参加しに来たり(酒屋で差し入れの日本酒を購入してる兄)。

兄は高校卒業とともにひとり暮らしをしたので、わたしが9才のときに家を出た。今は結婚して、新潟市から車で2時間ほど離れた「長岡市」という場所で暮らしてる。

つまり、家族だからといって一緒に暮らしていたのは10年もなかったんだなと思うと感慨深い。
リビングでくつろぐ兄という「インスタレーション」。
手を洗う兄という「インスタレーション」。
そのままうがいをする兄という「インスタレーション」。
ラジオ体操をする母という「インスタレーション」。

なんだこれ。

天井のない我が家で、家族水入らずの暮らしを展示しているなんて……「作品になる」より、「家族になる」と思った。

え?

わたしたちが家族だってことは、誰から見ても明白だって?

それこそ、「知らないのはお前だけ」だったってことだね。
アートってなんだろう。

むずかしいことはやっぱりわからないけれど、いつもとはちょっと違う角度で考えごとをしたり、自分だけがわかっていなかったことに気が付いたりするのは、楽しいよね。そのきっかけがアートだったってだけで、いいんじゃないかな。

部屋にあった歴代の「展示物」さんたちが書いた日記に、わたしも印を残す。
この作品の展示物さんたちは、実は一般公募で集まったもの。

わたしも、Facebookにこの作品の展示物になろう、みたいな投稿が回ってきて応募してみたんだ。
こうやって気軽に参加できるのが地方アートイベントのいいところだね。

新潟市の「水と土の芸術祭」は今年も開催!

それだけじゃなく、新潟は越後妻有の「大地の芸術祭」や、大分県別府市の「混浴温泉世界」、京都の「京都国際現代芸術祭 2015」、群馬の「中之条ビエンナーレ 2015」、兵庫県「神戸ビエンナーレ 2015」などなど、全国各地でアートイベントが行われているよ!

気になる地域があったらなら、サイトをチェック。きっと市民参加者を募っているはず。

運営スタッフも市民ボランティアだったりして、決して段取りがいいとはいえないし、正直トラブルもいっぱいある。

でもさ、そんなのお互い様なんだよ。わたしは楽しみたい、そのために苦心している人がいる、だから手伝えることは手伝うだけ、できることは自分でやればいいのだ。

せっかくの地元で行われるアートイベント。観光客みたいに見るだけじゃもったいない! おもしろそう、と思ったら飛び込んでみるのもアートかもよ!

あーあ、また長くなっちゃった!

ここまで読んでくれてざすざす!

んじゃ、また!
他にも、2012年の「水と土の芸術祭」のコヤナギレポートもまとめてあるよ。よかったら他のアート作品も見てみてね。

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