恋に恋してない? 恋愛勝者はホンネを言い合える関係作りが上手

恋に恋してない? 恋愛勝者はホンネを言い合える関係作りが上手

【世界婚活こぼれ話vol.11】
<本文>
【前回までのお話】
片思いばかりで、恋が実らない私。そんな生活に嫌気がさしたある日、仕事を辞めて思い切ってN.Y.で遊学することにしました。そこで暮らしていくうちに、なんと私にもついに韓国人の初彼が!

しかし初めてのお付き合いには戸惑うばかり……。その後、しばらくN.Y.で過ごしたけれど、遊学を終えて東京に戻ることにしました。

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私は過去にお付き合いのあった男性との思い出は、新しい男性との交際が始まると「上書き保存」されていくものだと信じていました。ところが、今回記事に書くにあたって記憶を探ってみると、何枚もの封筒に包んで引き出しにしまっていた切ないラブレターのように、思い出って残っているものなのですね。ああ、胸が痛い。

彼が「関係は続けられない」と、なんだかぼんやりと別れを告げた日のこと。それから後日、私がもう一度会いたいと言って彼を呼び出した日、駅からカフェに向かう彼の背中は、私のことなんて気にせずにどんどん前に進んでいって消えそうになっていたこと。この時の記憶が短編映像になって記憶の奥に保存されているのです。
私は3カ月しか付き合いがなかったのに終わってしまったこの恋を、丸1年引きずりました。お相手は日本人男性。30年近く日本に住んでいたというのに、彼以外の日本人男性とは付き合ったことがありません。彼はいつも仕事、仕事、仕事の人でした。そして、同じ日本語を話していたにも関わらず、彼の考えていることは最後までよくわからなかったし、私も本当のことをずっと聞けず、言えずに終わってしまったのでした。

日本語だと「好き」という言葉も、「なんでそんなに仕事ばっかりしてるの?」という疑問も、生々しくて発せなかったのだと思います。

聞けない、言えない、ということはつまり「自分の素」を出し切れていないということです。不完全燃焼のまま失ってしまった恋愛だからこそ、やりきれない思いを1年もひきずってしまったのでしょう。

私は外国語になると、日本語では言いづらいやさしい言葉や、残酷な言葉もスパーンっと口から出せます。現在のフランス人の旦那さんとのケンカなんて酷いもんです。「出てけ!」という命令形だって堂々と言えてしまうのですから(笑)。

違う国で育った者同士でのコミュニケーションは「何としてでも伝えなければ、伝わらない」という前提があるので、伝えようとする意気込みがあるし、努力もします。

一方、同じ日本人同士と話していると、ものすごく距離を感じることがあります。でも実際は「伝えてなくても、伝わっているよね?」という妄想だけで、やっぱり何も伝わっていないことが多くあると実感しています。本当に、未だに日本人って私にとっては未知の生物なんです。特に男性は。

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