「チャンスはあなたの半径5メートルにある」 ~“はあちゅう”流 野望の叶え方~ 

「チャンスはあなたの半径5メートルにある」 ~“はあちゅう”流 野望の叶え方~ 

迷える女子諸君、必読です!
今年1月に出版した著書、「半径5メートルの野望」が大ヒット中のはあちゅうさん。学生時代から“カリスマブロガー”と呼ばれ、現在も日々野望を叶え続けるはあちゅうさんが、この本に込めた強い想いとは? この本の大ファンでもある筆者が、ガッツリお話を聞いてきました。

■努力をしている人を批判する生き方は、すごくかっこ悪い

――実は「半径5メートルの野望」を読むために書店に通って、立ち読みで読了してから「買わなきゃだめな本だ、これは」って気づいて購入したんですよ(笑)。今、こんなに付箋だらけなんですけど。

「ありがとうございます。実は私一年に1冊本を出し続けていて、これが10作目なんですけど、明らかに今までとは違う手ごたえを感じていて。新刊を出した直後って、みなさん感想をくださっても、1カ月もするとその波は止んじゃうんですよ。でも今回はどんどん反響が拡がっていて……。やっと読者に愛され続ける本が書けたっていう感じがしました」

――本の中で、結構厳しいことを書かれていますよね。はあちゅうさんからALICEY世代への叱咤激励のメッセージなのかな、という印象を受けました。

「核のメッセージは、野望っていうのは“親孝行がしたい”とか“大好きな人と幸せな家庭を築きたい”っていう“半径5メートル”の世界にあるものでいいんだよ、ということなんですね。ただ、そういったささやかな幸せを自分で選択しておきながら、現状に不満だらけで、努力も工夫もしないで、自分とは違う努力をして目立っている人を批判・中傷したりするのはすごくかっこ悪いよ、っていう。そういう“グチを斬った”という面では、厳しく感じられるかもしれません」

――タイトルの“野望”っていうワードも、“夢”じゃないところが、はあちゅうさんらしいですよね。

「野望と夢……。一緒のものって考えてもいいと思うんですけど、なんか“野望”のほうがいたずら感があるっていうか。“しめしめ”っていう感じがして、チャーミングな言葉かなって思います。あと、『半径5メートルの夢』だと、ゆるゆるふわふわ“毎日できることだけをやっていきましょう”っていうちょっと違ったメッセージが伝わってしまうかも知れないですね。野望、だとちょっと背伸びして頑張ってる感じがあって、好きなんです」

■“本当の強さ”と“強いフリ”に大きな違いはない

――はあちゅうさんって、すごく真面目で誠実な方だと思うんですよね。その反面、Webでの炎上イメージが強いのはなぜなんでしょうか。

「基本的には、“誰の目にも留まらない文章を書いていて、何が楽しいんだろ”って思っちゃうんですよ。それって、書く人間からすればかなり自然な欲求だと思うんですけど」

――わかります。わたしも、気合を入れて書いたFacebookの投稿に、一時間くらい経っても誰からもリアクションがつかないと、虚しくなって削除したりするので……。

「そうですよね。リアクションがないのが一番怖いんですよね。で、どうやったら多くの人に読んでもらえるかって言ったら、刺激的なタイトルだったり、ちょっと挑戦的なフレーズだったり。ただWebの悲しいところって、タイトルが挑戦的だとそれがその人の主張だって思われてしまうところで。ちゃんと中身まで読まない人が本当に多いな、っていうのを感じます」

――そこで、炎上が生まれやすくなってしまう、と。でも炎上に対しても、どちらかというとポジティブに捉えられている印象ですが。

「意外と小心者なので、そうでもないんですけど……。“いい炎上”はしたいとは思っています。だって何かを発信したら、イエス派とノー派って絶対いるんですよ。イエス派しかいないっていうのは、たぶん自分の身の回りの人にしか届いていないんです。その枠を超えた時、まったく自分の考えたことのない切り口から刺されたりしますけど、それによって自分が改めて考え直すきっかけになるんで、それは歓迎です」

――強いですね。

「毎日毎日、批判のリアクションがあるんですよ(笑)。でも相手に執着することで自分の損になるので何もアクションを起こさなかったんです。それをこの本でデトックスできたので、スッキリしました(笑)。それから、本の帯にも“本当に強いことと、強いフリをすることにどれほどの違いがあるだろう”ってあるんですけど、本当は人目をすごい気にするし弱いんですよ。だけど、強いフリをしていって、人に惑わされない自分になりたいっていう理想を本に込めました」

――そのフレーズには、読者からの共感も多いと聞きました。

「そうですね。あと、“アイツ終わってるって言ってる人は、始まってすらいない”とか、“ブスって言ってくる人ほど、アイコンに顔写真すら出していない”っていうフレーズですよね。“みんなが思っていても、なかなか言えないことを言ってくれて、スッキリした”っていう意見がすごく多かったです」

■コンプレックスの正体を、キラキラの中から見つけ出す

――そんなはあちゅうさんの“半径5メートル”の世界には、今どんなものがあるんでしょうか。

「“家族”と“仕事”です。その二つをいかに充実させるかということに、すべての時間を割いています」

――想像以上に堅実なお答えでした。わたしから見たはあちゅうさんの半径5メートルって、華やかでキラキラしたイメージだったので。わたし自身、キラキラした世界に憧れているので(笑)。

「キラキラした世界って、実はたいしてキラキラしてないんですよ(笑)。多分眩しく見えるものって、自分にとってのコンプレックスみたいなものだと思うんです。全部自分へのブーメランなんですよね」

――なるほど……。どうすれば、キラキラへの誇大妄想から抜けられますか?

「眩しいから目を逸らしたくなるじゃないですか。でもそれをあえて見ることで、光の中に何があるかを確かめることが重要だと思います。キラキラしている人の何が羨ましくて、じゃあどうすれば自分はそれを得られるんだろう、って考えると消化できるんじゃないかな。意外と光の中身が見えたら、ああ、実は別の部分で既に自分は満たしているじゃないか、って気づけたり……。それに気づくことこそが、人生の転換点とか、人生を良くするきっかけになるんだと思います」

女性らしく可憐なオーラのはあちゅうさんでしたが、お話される時の真っ直ぐな瞳、迷いのない言葉たちの中に、自身の生き方に対する強い覚悟を感じ取ることができました。珠玉のはあちゅう節満載の「半径5メートルの野望」、ぜひご一読ください! 明日からの生き方を変える、運命の一冊になるかもしれませんよ。

(ハタモモコ +ノオト)

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