イタリア人のお姉様たちが教えてくれた女の教訓

イタリア人のお姉様たちが教えてくれた女の教訓

【世界婚活こぼれ話vol.08】
【前回までのお話】
片思いばかりで、恋が実らない私。そんな生活に嫌気がさしたある日、仕事を辞めて思い切ってN.Y.で遊学することにしました。そこで暮らしていくうちに、なんと私にも韓国人の初彼が!

しかし幸せの日々も続かず、彼はビザが切れてしまい国に帰ってしまいました。初めての彼氏と遠距離恋愛……。会いたくて我慢できず、単身韓国に乗り込んだけれど、彼の変貌や文化の違いが受け入れられなかったのです。

**
私の人生で初めてできた彼氏が、海外で出会った韓国人彼氏だったことは、以前からお話をしたとおりです。それまで彼氏ができるまでの25年間、妄想は飽きる程してきたけれど、実践となると何もかもが初体験でわからないことだらけでした。

彼との交際をする中で「これって大丈夫なのかな? 普通なのかな?」「私は彼にうまいこと言いくるめられているような……」「なんで彼は毎日お母さんに電話しているんだろう?」など、いろんな疑問が次から次へとでてきたのです。

この溢れ出る質問にアドバイスをくれたのは、同じ英語学校のクラスメイトでした。中でも、私より10歳以上年上の2人のイタリア人女性は、恋愛だけでなく、女性として生きることを彼女ら自身の経験を交えていろいろと学ばせてもらったのです。
その先輩の1人はアンナ(仮名)。彼女は敏腕会計士で、旦那さんの仕事の都合でイタリアからNYに来ていました。

授業中にさり気なく使っているペンが「モンブラン」という高級ブランドだったり、彼女の住むアップタウン(高級エリア)にあるアパートに行くと、有名ブランドの洋服や靴がずらりと並ぶ巨大なクローゼットがあったりという具合。そのクローゼットの前で彼女は「靴はやっぱり『ジミチュー』が一番ね。AYAKAのサイズと私のサイズが一緒なら、靴もたくさんあげるのに……」と言ってくれたのですが、「そんなネズミみたいな靴のブランドがあるんだ!?」と笑った無知の私。(※正しくは「JIMMY CHOO(ジミーチュー)」)

それくらいブランドを知らない私にとって、アンナは私の人生で初めて、ブランドの洋服や靴を着こなす女性でもありました。それまで、私にとってブランド品というのは「日本人女性がお金を貯めて背伸びして買うもの」というイメージがありましたが、アンナにはブランドものの洋服がしっかり身の丈にあったスタイルだったのです。裕福で、上品、教養もあってユーモアもチャーミングさもある。たとえ、私の足のサイズが彼女と一緒で、「JIMMY CHOO」を譲り受けたとしても、とうてい履きこなせるとは今でも思えません。

そんな彼女が私の恋愛に向き合って応えてくれたのは、「彼の母親は、『神』と思うしかない」というアドバイスでした。

韓国人男子にとっての「母親」と、イタリア人男子にとっての「母親」というのは、聞けば聞くほど似ているもので、男にとっては明らかに「恋人より大切な存在」だとわかりました。

イタリアでは初デートで「僕のマンマの得意料理は……」なんてことを言い出してもおかしくないくらいなのだとか。こういう特別な存在である母親と、恋人である自分の大切さを比べるのは、ムダに疲れてしまうだけ。だから、彼の母親は、自分とは違う次元の存在だと思って対処すれば良いというのです。何とも、実践的で助かるアドバイス。そのおかげで、彼が毎日母親に電話をすることを気にかけなくて済むようになったのでした。

次回は、もう1人のイタリア人女性、カーラの恋のあれこれ上級者編アドバイスをご紹介しようと思います。

関連記事