国際恋愛の壁! 韓国の郷に入ってみたけれど、郷に従えなかった理由とは

国際恋愛の壁! 韓国の郷に入ってみたけれど、郷に従えなかった理由とは

【世界婚活こぼれ話vol.06】
【前回までのお話】
片思いばかりで、恋が実らない私。そんな生活に嫌気がさしたある日、仕事を辞めて思い切ってN.Y.で遊学することにしました。そこで暮らしていくうちに、なんと私にも韓国人の初彼が!

しかし幸せの日々も続かず、彼はビザが切れてしまい国に帰ってしまいました。初めての彼氏と遠距離恋愛……。会いたくて我慢できず、単身韓国に乗り込んだけれど、そこで再会したのはまん丸に太って男尊女卑の考えを持つ、別人のようになってしまった彼でした。

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すっかり変わってしまった彼自身の他にも、彼の実家で滞在させてもらう中で、居心地の悪さを感じたことがありました。

それは、オンマ(韓国語で「お母さん」の意)の存在です。

まず、結婚すらしていない私たちは一緒の部屋で寝ることを許されませんでした。それは彼いわく、お母さんがいるから……とのことなのです。まあそれは良しとしましょう。彼の実家に居候させてもらっているのだし、郷に入っては郷に従うのが当然です。

ところが、私たちが何をするにも、どこに行くにも、彼はいちいちオンマに相談をし、顔色を伺って行動していたのです。

私の行動も終始「お母さんに迷惑をかけないこと」が優先されてしまうのでした。

もし、私が彼と結婚したら将来、彼は私の味方になってくれないだろうな、というのは簡単に想像がつきました。彼にとって大切なのは、お母さん。その次にお父さんやお姉さんたち……。その最後の最後にいるのが私だったのです。

もちろん韓国人でも人によるのは当然です。でも実際に、韓国人の男性と結婚すると、自分の日本の家族以上に韓国の家族を大切にしなければいけない、という話を何度も聞いたことがあります。

他にも、どうしても違和感を覚えたことがありました。

それは実家にある巨大なキムチ冷蔵庫や、オンマとその親戚や近所の人や友だちが全員おばちゃんパーマだということです。
彼は私に「僕らが結婚したら、お前はオンマと毎年キムチをつけなきゃいけない」とか、「韓国では中年になったらセクシー路線は禁止。みんなパーマをかけるんだ」という話をしてくれました(今でもそうなんでしょうか?)。

でも、私が将来オンマとキムチをつけて、中年になったらおばちゃんパーマをかけるイメージが一切わきませんでした。むしろ、恐ろしいと思ったくらいです。

これは、「自分がキムチやパーマを受け入れてまで彼といたいと思えなかった」という気持ちと「韓国が自分には合わない」という理由があったからでしょう。

ただ彼と離れて寂しいと思っていた私でしたが、実際に彼を追いかけてみて、はっきりと現実と将来の姿を垣間見てしまい冷めてしまったのでした。

もし、国際恋愛をして結婚を考えるようなことがある人は、ぜひ彼の国と家族をしっかり見てから決断するのをおすすめします!


<プロフィール>
中村 綾花(なかむら・あやか)
ラブジャーナリスト/ライター。1980年生まれ。福岡県出身。2010年、「世界婚活」プロジェクトを始動。世界各国の恋愛や結婚事情を取材しながら自身の婚活を行い、2012年晴れてフランス人と結婚。現在はパリにてLOVEを調査&発信中。

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